昔、焼肉屋で一目惚れした人がいました。その後、同じ焼肉屋で一緒に働くようになり、最後に二人で海へ行った日を境に、その人の行き先は分からなくなりました。
SNSを探しても見つからない。周囲の誰に聞いても、今どこにいるのか分からない。それなのに、不思議と夢の中にだけは現れる。Sunoで制作した「どのSNS探しても見つからないのに夢にだけ出んのかよ」は、そんな記憶と、朝には消えてしまう切なさをそのまま曲にした一曲です。
「どのSNS探しても見つからないのに夢にだけ出んのかよ」を聴く
曲を作った背景
ただいま、妻とは不仲の真っ最中でございやす(笑)。そんな時期に、昔焼肉屋で一目惚れした人が、たまたま何度も夢に出てきました。
その人とは、同じ焼肉屋で一緒に働いていたことがあります。最後に一緒に海へ行ってから消息が分からなくなり、今どこで何をしているのかは知りません。現実では会えないのに、夢の中では当時と変わらない姿で普通に現れる。その不思議さを、せっかくなら曲にしてみようと思い、Sunoで制作を始めました。
特別に未練があるわけではありません。ただ、曲にするなら中途半端に格好をつけず、恥ずかしさを捨てて、覚えていることや当時の感情をあるがままにたどってみようと思いました。そうして完成したのが、この曲です。
使用したスタイル
Sunoには、次のスタイルを指定しました。
Emotional J-pop + chill R&B + soft rap, bittersweet male vocal, nostalgic late-night atmosphere, warm piano, mellow beat, subtle guitar, modern heartbreak lyrics, dreamy synth texture, emotional chorus, theme of searching online but only meeting in dreams
エモーショナルなJ-POPにチルなR&Bとソフトラップを組み合わせ、深夜に一人で昔を思い出すような空気感を目指しました。温かいピアノ、落ち着いたビート、控えめなギターと夢のようなシンセが、懐かしさと割り切れない気持ちを包み込みます。
記憶をそのまま書かず、曲の材料へ分けた手順
個人的な出来事を曲にするとき、最初から歌詞を書こうとすると説明が長くなりがちです。そこで今回は、記憶を「事実」「感情」「映像」「言わないこと」に分けました。事実は、同じ店で働いたこと、最後に海へ行ったこと、今は連絡先が分からないこと。感情は未練と断定せず、夢から覚めた朝の戸惑い。映像は夜中に光る検索画面と海。言わないことは、相手を特定できる名前や勤務先です。この整理により、実話の温度を残しながらプライバシーを守れました。
最初の依頼と、曲調を絞った指示
制作意図の要約:「SNSでは見つからない昔の知人が夢にだけ出てくる切なさを曲にしたい」。これは当時の保存原文ではなく、記事と制作結果から要点を整理したものです。
最終的に使ったスタイル:「Emotional J-pop + chill R&B + soft rap, bittersweet male vocal, nostalgic late-night atmosphere, warm piano, mellow beat, subtle guitar, modern heartbreak lyrics, dreamy synth texture, emotional chorus, theme of searching online but only meeting in dreams」。最初のテーマに、男性ボーカル、深夜、温かいピアノ、緩いビート、控えめなギター、夢の質感を加えています。抽象的な「切ない」だけでなく、音色と時間帯を指定したことが違いです。
聴き比べでは3点だけを確認
- 声:怒りに聞こえず、戸惑いと懐かしさが残っているか
- 伴奏:ピアノやシンセが歌詞を埋めず、深夜の余白があるか
- サビ:タイトルの長い一文を、無理な早口にせず聞き取れるか
うまくいかないテイクでは、長いタイトルを一息で詰め込むため発音が不自然になったり、R&Bの指定が強く出てサビの日本語が流れたりします。その場合は曲全体を作り直す前に、タイトル行を二つに分ける、サビだけ語数を減らす、soft rapを外して歌唱寄りにする、の順で試すと原因を見つけやすくなります。
実話をAIへ渡すときの注意
生成AIへ入力する文章には、本人の氏名、勤務先、住所、SNSアカウントなどを含めません。公開時も、相手が読めば容易に特定できる情報は削ります。実話を基にしていても、記事は誰かを探す目的ではなく、自分の感情を作品へ変換した制作記録です。似た題材を作る場合は「公開してよい自分の記憶」と「相手のプライバシー」を分けることが最初の工程になります。
歌詞
焼肉屋での一目惚れから始まった記憶
始まりは、昔訪れた焼肉屋でした。そこで一目惚れした人と、のちに同じ店で一緒に働くことになりました。
忙しい時間を共有し、何気ない会話を交わし、少しずつ距離が近くなっていく。特別な出来事だけでなく、店内の匂いや音、仕事中の表情といった日常の断片も、時間がたつほど強い記憶として残っています。
最後に一緒に行った海
最後の思い出は、一緒に海へ行ったことです。その日を最後に連絡先も行き先も分からなくなり、周囲の人たちも、その人が今どこにいるのか知りませんでした。
きちんと別れを告げたわけでも、これが最後だと分かっていたわけでもありません。何気なく過ごした一日が、あとから「最後の記憶」になりました。海の景色は残っているのに、その先の時間だけが途切れている。その感覚が、この曲の根にあります。
SNSにはいないのに、夢の中には現れる
名前や記憶を頼りにSNSを探しても見つからない。現実では手がかりがないのに、夢の中では当時と変わらない姿で現れることがあります。
不思議なことに、スクワットをした日のあとなど、特に夢に出てくることがあります。理由は分かりません。身体に残った疲労や記憶が、眠っている間に何かを呼び起こしているのかもしれません。
夢の中では、もう一度会えたような気持ちになります。しかし、朝になればその姿は消え、残るのは「確かに会った気がする」という感覚だけです。会いたいのか、忘れたいのか、自分でも分からない。その寂しさと少しの苛立ちを、曲名と歌詞へ込めました。
Sunoだから形にできた、言葉にしにくい感情
長い間しまっていた記憶は、誰かに説明しようとすると、きれいに整理できないものです。楽しかった時間と喪失感、懐かしさと疑問、朝の虚しさが同時に残っています。
過去を美化するためでも、相手を探し出すためでもなく、自分の中に残り続ける風景を音楽として外へ出すために作りました。恥ずかしさを捨て、思い出をたどりながらあるがままに書いたからこそ、少し不器用で正直な曲になったと思います。
まとめ
「どのSNS探しても見つからないのに夢にだけ出んのかよ」は、焼肉屋での一目惚れ、一緒に働いた時間、最後に行った海、そして消息が分からなくなったあとも夢に現れる人をテーマにした楽曲です。
未練という言葉だけでは片づけられない、昔の誰かと夢で再会したあとの複雑な気持ちを、エモーショナルなJ-POP、チルR&B、ソフトラップで表現しました。同じような経験がある方に聴いてもらえたらうれしいです。
楽曲:どのSNS探しても見つからないのに夢にだけ出んのかよ
制作:Suno
使用スタイル:Emotional J-pop + chill R&B + soft rap, bittersweet male vocal, nostalgic late-night atmosphere, warm piano, mellow beat, subtle guitar, modern heartbreak lyrics, dreamy synth texture, emotional chorus, theme of searching online but only meeting in dreams
YouTube:https://youtu.be/7dClAqMvL6M