子どもが楽しめる、カラフルなゲーム風キャラクターのミュージックビデオを作ろうと、生成AIを使った映像制作に挑戦しました。ところが、生成されたのは想定していた登場人物とは違う、四角い雲と不思議な仲間たち。狙い通りではありませんでしたが、結果を捨てずに「Square Cloud Treasure」という独立した作品へ整理しました。
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一度に多くを指示すると、キャラクターが安定しない
最初は「明るい色」「複数のかわいいキャラクター」「宝探し」「音楽に合わせたダンス」「ゲーム画面のような世界」を一度に盛り込みました。しかし、条件が多いほど、カットごとに顔、体形、色、人数が変わりやすくなります。見た目を完全にそろえることより、短いカットごとに役割を一つだけ決めた方が確認しやすいと分かりました。
プロンプトを場面ごとに分ける
広すぎる指示の例:「カラフルなゲーム風の世界で、かわいいキャラクターたちが宝を探して踊るMV」。雰囲気は伝わりますが、主役、カメラ、動作、秒数が決まっていません。
再現用の修正版:「A cheerful original round creature with teal fur stands in front of a square rainbow cloud. Medium shot, front view, one character only, two-step dance, bright toy-like 3D world, smooth motion, 5 seconds. No text, no logos, no existing characters」。主役を1体にし、画角、向き、動き、秒数、除外項目を固定します。次のカットでは主役の外見を同じ文章で繰り返し、背景と動作だけを変えます。
失敗テイクから直した3点
- 人数:複数人を一度に出さず、1体のカットを先に確定する
- 動作:「楽しく動く」ではなく「右へ2歩、正面を向いて手を上げる」のように分ける
- つながり:各カットの最後の向きと、次のカットの最初の向きを合わせる
それでも同一性が崩れる場合は、うまくいかなかった映像を無理に連続ドラマへせず、別世界の登場人物として編集する方法があります。今回の「Square Cloud Treasure」は、予想外に出た要素をタイトルと物語へ取り込み、失敗テイクを別作品へ変えた例です。
公開前の権利確認
「〜風」という表現で特定作品やキャラクターを前面に出さず、プロンプトにも既存IPの名称、ロゴ、固有の衣装を入れません。サムネイル、タイトル、説明欄も、公式作品や派生作品と誤認されない独自名にします。使用した映像・音楽サービスの商用利用条件、生成素材の利用範囲、YouTubeへ公開する権利を確認し、第三者の素材を混ぜた場合は、その素材のライセンスも別途確認します。
短いAI動画を作るときのチェックリスト
- 1カット1動作になっているか
- 主役の色、体形、衣装を毎回同じ言葉で指定したか
- 文字やロゴが勝手に生成されていないか
- 顔や手の崩れをフレーム単位で確認したか
- 音楽の拍とカットの切り替えが合っているか
- 既存作品の名前や特徴へ過度に依存していないか
MACHI CREATEでは、完成作品だけでなく、想定と違った結果から何を直したかも制作ログとして公開しています。ほかの作品と実践ガイドは、AI動画ポータルで確認できます。