Galaxy Z Fold5を使っていて便利だと感じるのが、画面を開いて2つのアプリを同時に使えるところ。
自分の場合は、左側にChatGPT、右側にSunoを表示して作曲に使っている。
ChatGPTに伝えるのは、基本的に曲のタイトルと雰囲気だけ。そこからSunoへ入力するスタイルと歌詞を作ってもらい、右側で開いているSunoへ入れて曲を生成する。
PCでもできる作業だけど、Z Fold5ならスマホ1台でChatGPTとSunoを行き来できる。折りたたみスマホの使い道として、個人的にはかなり気に入っている。
ChatGPTに伝えたのはタイトルと曲の雰囲気
作曲といっても、自分でコード進行を考えたり、楽器を演奏したりしたわけではない。
最初にChatGPTへ伝えたのは、作りたい曲のタイトルと雰囲気。
するとChatGPTが、Sunoに入力する曲調や楽器、ボーカルなどをまとめたスタイルと、曲の世界観に合わせた歌詞を作ってくれる。
生成されたスタイルと歌詞を、右側で開いているSunoへ入力する。あとはSunoで曲を生成して、実際に聴きながら調整していく流れだ。
細かい音楽用語が分からなくても、最初は「こんな雰囲気の曲にしたい」と伝えるだけで進められる。
Z Fold5の左右分割が作曲と相性よかった
普通のスマホでもChatGPTとSunoは使える。ただ、アプリや画面をその都度切り替える必要がある。
Z Fold5では、端末を開いた状態で左右に別の画面を表示できる。
- 左側:ChatGPT
- 右側:Suno
ChatGPTが生成したスタイルや歌詞を確認しながら、すぐSunoへ入力できる。画面を何度も切り替えなくてよいので、試行錯誤が途切れにくい。
Z Fold5を買ったときからAI作曲専用にするつもりだったわけではないけど、実際に使ってみると、この大きな画面と2画面表示はAIツールとの相性がよかった。
当たりだったレゲエ系の曲「名護の海で」
この方法で何曲か作った中で、個人的に当たりだったのが「名護の海で」。
レゲエ系の曲で、沖縄の海を感じる雰囲気に仕上がった。
AIに全部を丸投げしたというより、自分が作りたいタイトルと方向性を決めて、ChatGPTにスタイルと歌詞を形にしてもらい、Sunoで曲にした感覚に近い。
最初から細かいプロンプトを完璧に作る必要はなかった。まずタイトルと雰囲気を伝えて、出てきたものを聴いてみる。その中からよかったものを残していく方法でも、十分に楽しめた。
折りたたみスマホだからできた使い方
Z Fold5の魅力として、大画面で動画を見ることや複数のアプリを使えることはよく挙げられる。
自分にとって印象に残ったのは、ChatGPTとSunoを同時に開き、スマホを簡単な作曲環境にできたことだった。
「折りたたみスマホを買って何に使うのか」と聞かれたら、今ならAIを使った制作との相性はかなりよいと答える。
もちろん、Z Fold5を使えば必ずよい曲ができるわけではない。曲のタイトルやテーマを考え、生成結果を聴いて選ぶのは自分自身だ。
それでも、思いついたときにスマホを開き、ChatGPTと相談しながらSunoで曲にできる。この手軽さは普通のスマホにはない使い方だと思う。
実際に迷わなかった2画面の進め方
左右にアプリを置くだけでは、入力する情報が増えるほど往復が多くなります。そこで実際の作業では、左のChatGPTで「曲の設計図」を一度まとめ、右のSunoには項目ごとに貼り付ける形にしました。最初に決めるのは、①誰が聴く曲か、②どんな場面か、③速さ、④声の印象、⑤避けたい要素の5点です。たとえば「夕方の沖縄の海を思い出す、落ち着いた男性ボーカル。レゲエ寄りだが陽気すぎず、サビは覚えやすく」のように、音楽用語より情景を先に伝えます。
- 左画面でタイトル、情景、感情、避けたい雰囲気を1メッセージにまとめる
- 返ってきた内容を「スタイル」「歌詞」「確認ポイント」の3ブロックに分ける
- 右画面のSunoへスタイルと歌詞を別々に入力し、最初は大きく直さず生成する
- 2案を聴き比べ、声・テンポ・サビのうち最も気になる1点だけを修正する
最初の指示と、修正しやすい指示の違い
短すぎる指示:「沖縄っぽいレゲエ曲を作って」。これでも曲はできますが、明るさ、年代感、歌声、サビの強さがSuno任せになります。
修正後の再現用テンプレート:「夕暮れの沖縄の海。ゆったりしたアイランド・レゲエ。温かい男性ボーカル、控えめなギターとベース。酒場の陽気さより、帰り道の懐かしさを重視。サビは短い日本語を反復し、観光案内のような固有名詞の羅列は避ける」。変更点は、場所だけでなく時間、感情、音、歌詞で避けることまで指定した点です。
うまくいかなかったときの切り分け
一度に歌詞と曲調を全部変えると、何が改善したのか分かりません。声が軽すぎるならボーカル指定だけ、サビが弱いなら歌詞の行数と反復だけ、テンポが速いなら速度感だけを直します。また、長い歌詞をスマホでコピーすると見落としやすいため、貼り付け後に冒頭・サビ・末尾の3か所を確認しました。画面分割中は入力欄が狭くなるので、誤操作を防ぐため生成ボタンを押す前に一度キーボードを閉じるのも有効です。
公開前に確認したこと
生成した曲を公開する前に、利用プランの規約、商用利用の可否、実在アーティスト名を指示へ入れていないか、歌詞に個人情報や既存作品の一節が混ざっていないかを確認します。端末が便利でも、最終的に採用するテイクを決め、権利とクレジットを確認する工程は人が行う必要があります。
まとめ
Galaxy Z Fold5を開き、左側にChatGPT、右側にSunoを表示する。
ChatGPTには曲のタイトルと雰囲気を伝え、Suno用のスタイルと歌詞を作ってもらう。それをSunoへ入力して曲を生成する。
この流れで完成した中の一曲が、レゲエ系の「名護の海で」だった。
Z Fold5は決して安いスマホではない。ただ、画面の大きさだけでなく、2つのAIサービスを並べて制作に使える点は、実際に使って初めて分かった便利さだった。